Harvest X株式会社
設立 | 2020年8月 | 所在地 | 東京都文京区 | 業種 | 植物工場向けの授粉・収穫ロボットの開発および販売 | 投資推薦元 | 浜松いわた信用金庫 |
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当社は、「未来の世代に、豊かな食を。」をテーマに、植物工場におけるイチゴなど果菜類の完全自動栽培を目指す東京大学発スタートアップであり、世界で初めてロボットによるイチゴの自動授粉に成功した企業である。
同社の製品が広がることにより工場内などの屋内において、高い精度で整形のイチゴを大消費地の近くで生産できることから、イチゴの運搬にかかるフードマイレージ短縮によるGHGの削減やフードロスの削減などの脱炭素化が見込まれる。
また、現在、多くの果菜類の植物工場では一般的な農園と同じようにハチを工場内で飼育し、花の授粉を行っているが、植物工場のような閉鎖空間では、ハチがストレスによってうまく飛べないことがしばしばあり、すぐに死んでしまう。これらの問題によって、受粉率の低下や、死骸の腐敗による衛生環境の悪化などの問題が引き起こされている。
ハチの個体数は世界的に減少傾向にあり、今後、気候変動などの要因によって、安定した環境下で植物の栽培ができる植物工場の重要性はますます高くなると考えられる。
今回は生産効率をあげるための研究開発や海外拠点の設立に対する資金として「やらまいか2号ファンド(LP:浜松いわた信用金庫)」、「しんきん脱炭素応援ファンド(LP:信金中央金庫、脱炭素化支援機構)」より支援を行った。
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